Rose Tint My World

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【1軍ティントリップ】【実力派】

リップって何本あってもいいですよね!

ぴったりのリップを塗った瞬間に、顔色が明るくなったり、印象がガラッと変わったり…。その瞬間を求めてコスメオタク(私)は今日もリップを買うのです。

 

さて今日は、大好きな韓国のティントリップについて熱く語りたいと思います。

 

以前は外資系のリップを集めていたのですが、なりゆきで購入した3CEのベルベットリップティント(Taupe)を初めて使った時に

 

「こ、これは…」

 

と初体験な塗り心地とラスティング力にちょっとした衝撃を受けてから、私の普段用ポーチにはほぼ韓国のティントリップしか入っていません。

 

私がティントリップで重視するのは以下の3点です。

  • テクスチャー
  • 発色
  • ラスティング力

 

逆にあまり重視していないのは

  • 香り
  • パッケージ

 

でしょうか。

もちろん全部すばらしいのが一番ですが、すべて自分好みのものって探すのが結構難しいですよね。ということで今日は上の3点を満たしてくれる私の一軍ティントについて書いていきたいと思います。

 

  • Eglipsのベルベットフィットティント

これはすごいです。Qoo10で5本セット¥2,500くらいで購入したと思うのですが、こんなに安くていいの!?と思うほど有能でした。

 

 

まずテクスチャーは固めのホイップクリームのようです。

ふわっとはしていますが決して軽くはなく、唇に厚みを出してくれるような安心感のあるフォーミュラ。人によって好みがあると思いますが、個人的にサラサラ軽くて薄いマット=ついているか不安になるので適度な重みは大歓迎です!

 

これ、すっごく甘い外国のお菓子のような、チョコレートのような、ホイップクリームのような匂いがします。最初はちょっと濃厚なので好き嫌いが分かれそうですが、そこまで長続きしないので大丈夫です。やはり口元にはお花などよりお菓子の香りのほうが抵抗がないですね。

 

今気付きましたが、この匂いTim Tam *1では!!?(爆)

 

ちょっと今日カルディに寄って、匂い比較してみたいと思います。

 

 

このティントは発色もすごく良くて、見たままの発色でぼかしも簡単です。

仕上がりもうっとりするようなベルベット。ただある程度定着するまで待たずに口を開けて話したりすると歯につくことがあるのでそれだけ注意です。出かける前5分前くらいにリップメイクが済んでいれば特に心配はいらないと思います。

 

でもこのリップが一番優れているのはラスティング力だと断言できます!

一度フォーミュラが定着したら、オフィスでのお茶や軽食などは問題なくクリアできますし、お昼に大好きなチキン南蛮とかを食べてもほぼ色が消えません!!!!

うっすら消えている部分も自然に色が薄くなったという感じで、唇の外周だけに色がくっきり残っているというような逆グラデみたいな事態にはなりません。

 

塗り直しも簡単で、変な厚みが出たり、ボコボコになったりなどもしない頼れる奴です。

 

 私は↓のヴィンテージシリーズを愛用しています。まさに捨て色なし。

 

 

  • Innisfreeのビビッドコットンインクティント

 

 

これも有名どころですね。実はこのティント、購入してしばらく良さが分からず。

しばらく寝かせてみてから使ってみて→溺愛*2という極端な評価になりました。

最初は8番のDried Tulip Nudeを購入したんですけど、なんだか発色が良くない気がしたんですよね…。テクスチャーもなんと形容したらいいか分からない感じで。私は大馬鹿でした。

 

 

このティントのテクスチャーはホイップ系ではなく、名前どおりインク系・シャバシャバ系です。ホイップ系の厚みに慣れていた私は当初心もとない印象を受けたのですが、これが唯一無二といってもいい長所で、まさに唇がそのまま色づいたような印象に仕上がります。(ティントで唇がそのまま色づいたような~という宣伝文句は多いけど、実際は結構難しい)軽いのに潤ったままの表面。なのにマット。いったいどうやって作っているのか!?開発関係者の方に問い詰めたいくらい。正直ずっとつけていても表面がカピカピになったりすることはありません。

 

発色に関しては、とてもいいんですが、1つ注意点が!

 

公式の見本とかなり発色が異なるのでタッチアップOR画像検索などで実際の色を確認したほうがいいです。

 

実際の色はすべて可愛いし、発色もいいのですが、公式の写真を見て買うとイメージと違う…?まさか間違えた…??となる可能性があります。

 

そしてラスティング力。これはすばらしいと言わざるをえないです。

この軽さと柔らかさで、ここまで持つか?と問いかけたくなるような美しい発色が持続します。色の消え方も至極美しく、ほぼ均等に薄まるだけです。

私はこれで毎日会社に行っていますが、裏切られたことはありません。

はー。すごい。さらにローズブラウン系のカラーを出してくれたら爆買いさせていただきます。

 

 香りについては、チューイングガムのような、コットンキャンディーのような独特の甘さがあって私は嫌いじゃないです。

 

 

 

 

  • [Blank/ブランク]のリップティントモーメント

 

これはつい先週購入して、塗った瞬間に恋に落ちたティントです。

それぐらい良さが圧倒的。出会えたことに心から感謝です。(暑苦しい)

 いろいろなアワードに輝いているみたいですが、納得のクオリティ!

 

 

本当に雲を唇に塗っているようなふわふわのテクスチャー。顔にベルベットのカーペットが敷かれたような、夢見心地な感触です。クリームのような、マシュマロのような甘い香りとも相まってかなりヘブンリーな仕上がりとなっています。

 

これはある意味リップの到達点と言ってもいいのでは??

 

発色は非常に美しいです。カラーも現在9種類出ていて、コンセプトと合ったニュアンスカラーが豊富。絶対自分好みのカラーが見つかるはず!

 

ラスティング力については本当に感動しました。私の認識ではモチは固めテクスチャー>ふわふわテクスチャーと思っていたのですが、この雲のような柔らかいフォーミュラで上記のEglipsばりに落ちません。本当にどうなっとんねん。

 

またハイブランドのような美しいビジュアルとパッケージも魅力ですね。

↓の写真なんてため息しか出ない…。

 

 

 

 

以上、私の大好きなティントリップのご紹介でした。

またいろいろ試してみて、いいものがあったら書きたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

みなさんの1日が明るく美しいものとなりますように!

 

 

*1:皆さんご存知オーストラリアのチョコレートビスケット菓子。高カロリーで名を馳せていますが、たまに食べるとメチャウマです。

*2:このパターン、実は多いです。このことについても今度書いてみたいと思います。

今こそKylie Cosmeticsのリップについて語りたい(2)

さて、(1)で私のカイリーのリップに対する熱い期待と個人的な思い入れは感じていただけたでしょうか?

 

今日は以下について続きを書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 リップキットの構成

 

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最初に販売されたのはこのマット・リキッドのリップスティックと同色のリップライナーがセットになった『リップキット』です。確か現在と同じく$29ドルでした。しばらく経ってリップスティックやリップライナー単品で購入したい!学生でお小遣いで買うにはキットは手が出ない…などの声が出てくると、カイリーは即対応。キットはそのままに、新たにリップスティックとリップライナーを別々に購入できるようにしました。経営やマーケティングには明るくないのですが、これって結構すごい*1ことでは?

 

カイリーは当初、唇の整形を認めず、リップライナーで時間をかけてふっくらリップを作り上げていると語っていました。しかし後に番組で唇にフィラーを入れていることを認めています。

 


KUWTK | Kylie Jenner Admits to Doing What to Her Lips?! | E!

 

これはインタビューで魅力的な唇の秘訣について聞かれるカイリー。質問を受けてぎゅっと唇をかみしめる瞬間にこちらにも緊張が伝わってきますね…。このインタビューではカイリーは要領を得ない回答をするのですが、その前にボイスオーバーでカイリーが真実について明かしています。

 

 “I have temporary lip fillers. It’s just an insecurity of mine and it’s what I wanted to do.”

 

「一時的にリップフィラーを入れているの。コンプレックスが原因で、やりたいと思ったから」

 

魅力的な唇が注射の力を借りていると判明しても、それまでヌードカラーのリップライナーでオーバー気味に輪郭を取り、唇の内側に陰影をつけたうえにふっくら感を際立たせるマットなリップを十分に印象づけたカイリー。最初に発表したオリジナルカラーもベージュ・ブラウン系の3色でした。これを買えばカイリーの唇になれる!と狂喜した人々(もちろん私も)がPCの前でスタンバイし、発売を今か今かと待ちわびました。

 

私の購入品

 

私が購入したのは以下のマットのリップキット5点です。

 

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左からDOLCE K, POSIE K, CANDY K

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左から22, MARY JO K

また後のセールでベルベットリップ単品2点を買い足しています。*2

 

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左からHEAT, VIBE



レビューサイトのコメント紹介*3

 

複数のレビューサイトからいいものと悪いもの両方をランダムに紹介します。

 

◎高評価

  •  Smells amazing, not sticky, beautiful color. Using for a first time, but really like it. Cost a lot, but the quality matches the price. (すごくいい匂い。ベタベタしないし、色味もきれい。初めて使うけどすごく気に入った。値段は高いけど、品質は価格につりあってる)
  • I just got the KoKo k lip kit and it is amazing! One swipe and it covers my whole lip! It stays on for hours, eating, drinking, anything, it does not wear off your lips! It is a little pricey but if you are looking for a good matte liquid lip stick I defiantly would recommend these. (Koko Kのリップキットを購入したけどすごくよかった!1回で唇全体が塗れるし、数時間は色落ちしない。食事しても、飲み物を飲んでも大丈夫。ちょっと高いけど、もし良いマットのリキッドリップを探してるなら、絶対にこれをオススメする)
  • The product is amazing it has an amazing pigment. Just one swipe and the colour is visible. The formula is creamy and long lasting and has a scent of vanilla or cupcakes. The packaging is simple but elegant. I have 9 shades and love everyone of them. I definitely recommend for people to buy this product. (この製品はすばらしくてすごく発色がいい。ひと塗りではっきり色が出るし、フォーミュラはクリーミーでロングラスティング。香りはバニラかカップケーキのような感じで、パッケージはシンプルでエレガント。私は9色持ってるけど全部気に入ってる。みんなにオススメするよ)

 

◎低評価

  • I really tried to like this product but overall it is really disappointing. 
    I have the colours Candy K, Koko K and Kristen. The matte liquid lipstick goes on pretty well and dries fast. It is dry but it is very drying. my lips felt like the sahara dessert. The only thing to make it nice is to use lip balm but this makes it fade quicker. Reapplying makes the liquid lip worse. 
    The only redeeming thing about this kit is the pencil. Goes on really soft and smooth and feels nice .I actually use the lip pencil more than the liquid lip. I only use the liquid lip for nights out and reapply using the pencil throughout.(本当にこの製品を好きになろうと努力したけど、全体的にがっかりだった。Candy K、Koko K、Kristenを持ってるけど、すごく乾燥する。まるでサハラ砂漠みたい。リップバームを使えば良くなるけど、そのかわりに色落ちが早くなって、塗りなおすと余計ひどくなる。救いはリップライナーで、すごく柔らかくて滑らかで着け心地もいい。
  • It's deeply pigmented but on older lips I found it really drying. Seriously overpriced(発色がすごくいいけど、年を重ねた人の唇だとものすごく乾燥する。値段も高すぎる)
  • The hype on these products totally got me. I set my alarm and waited for a relaunch many months back...i first bought the candy k lip kit, the liner is nice, but the liquid lipstick was so drying it tugged at m lips and just flaked off...I felt like I was the problem since a lot of the reviews seemed positive. So another restock and sale came and what did I do? I bought exposed and Mary jo k, I do really like the pigments but again these products literally flaked off my lips. I still can't bring myself to get rid of them, but every time I give it another go, I'm soooo disappointed!(大げさな宣伝にだまされた。数か月前にアラームをセットして再販を待ったのに…。最初に買ったのはCandy Kのキット。ライナーは良かったけど、リキッドリップがすごく乾燥して、唇が引っ張られるし、皮剥けした…。多くのレビューが高評価みたいだったから、私が悪いのかと思った。また販売があったので今度はExposedとMary Jo Kを買ったんだけど、発色は気に入ったのに文字通り唇が皮剥けして。まだ捨てる気にはならないけど、毎回試そうとするたびに落胆させられる!)

 

個人的な感想と見解

 

上の感想を見ていただくと結構賛否両論なことがお分かりいただけるかと思います。

私個人の感想としては、「写真を撮るなら最高の仕上がり。職場やお出かけにはまったく向かない」(涙不可避)

 

短時間ならマットの究極系ともいえる美しさで唇に薄膜をまとったような仕上がりなのですが、これをつけてディナーやカフェに行く(=飲食をしておしゃべりをする)となると話は別。内側から色がフレーク状にボソボソ落ちていきます。なまじ発色がよくロングラスティングなので、食事が終わる頃には唇の外周だけがくっきり残っているという大分しんどい状況に…。急いで化粧室に駆け込み塗りなおそうとしますが、パサパサのフレーク状のやつらが残っているので、そのまま上に塗り重ねることは事態を悪化させるのみです。ここで塗り立てのフレッシュな状態に戻すにはスクラブをして余計な色やら角質やらを落とし、保湿し、一旦リセットすることが必須。め、めんどくさい…。外出中にこれらのアイテムを持ち運び、友人や連れを待たせ、狭い化粧室を独占する情熱は怠惰な私にはありませんでした。カイリーちゃん、ごめんなさい!

 

ではこのリップはどのような場面で威力を発揮するか。

 

自撮りをはじめとして映えたい時・盛りたい時にはかなり心強い味方だと思います。

顔の雰囲気や圧をぐっと上げてくれるパワーがあります。

短期決戦がある場合には重宝するでしょう。

ちなみに私は写真に写るのが得意ではないので上記の理由で使ったことはありません。

 

★レビューでほぼ全員がほめている香りですが、日本人基準でいうと結構攻撃的な甘さ&強さです。しかもすぐ消えないのでダメな方はダメかもしれません。

★★ベルベッドは気持ち乾燥が弱まりますが、私の唇では同様にフレーク状問題が起きました。

 

すごく思い入れがあったカイリーのリップキットなので私のスタメン入りしなかったことは残念ですが、コンセプトや色味など見ているだけで楽しいので後悔はしていません。私のような感想だけでなく、人生リップ!と感動している方も多いので、興味があってまだお手に取られていない方はぜひ試してみてください。

 

発売開始から4周年記念!

 

「Kylie Cosmetics」の前身とも言える「Kylie Lip Kits」は2015年の11月30日にリップキットを発表しました!今月末でもう4周年を迎えるのですね…。

どんどん実業家として輝くカイリーの活躍がまぶしいです。これからも応援していきます。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

みなさんの1日が明るく美しいものとなりますように!

 

*1:初期にはアプリケーターの不具合などについてSNSに苦情を書いた顧客たちに対してもすぐにコメントを出し真摯に対応していました。このスピード感デジタルネイティブっぽい。

*2:他にもたくさん買い足しました~。セールだからOK!なのか…?

*3:一部抄訳です。

カイリーの超越性もしくは流動性

(2)に続く前にカイリーがあらゆる層から圧倒的な支持を受けている理由について考えてみたいと思います。

 

いきなりカイリーづくしで熱狂的ファンのよう(笑)ですが、非常に興味深い存在だと思うのでテーマにしてみました。

 

カイリーの成功の理由として姉であるキムたちの成功や母親の手腕、本人の巧みなSNS戦略などは語りつくされていると思いますが、個人的には、もっと分かりやすい理由があるような気がします。

 

ここで麗しいカイリーのお姿を見てみましょう。

 

 

どうでしょうか。

 

 

カイリーって、人種も、なんなら性別も超越しているように見える!

(注:完全なる主観です)

 

 

カイリーのエスニシティを調べると、イギリス・スコットランドアイルランド・オランダ・ドイツ・ウェールズとあります。いわゆる白人ですね。

 

カイリーの人種問題といえば、投稿写真が黒人なりきりと批判され炎上した*1こともありました。頻繁にイメチェンするとはいえ、彼女のシグネチャールックともいえる黒髪、ブラウンの瞳、日焼け肌にグラマラスなメイクは一見するとどの人種でもないような、どの人種でもあるような印象を与えます。コスメ業界でもInclusive(包括的)であることが必須となった今、各ブランドはさまざまな肌色や髪色や体格のモデルを起用していますが、筆頭の広告塔であるカイリー本人が特定の人種という印象を強く与えないのは大きな強みなのではないでしょうか。

 

姉妹のセット売りではなく、カイリーの個人の魅力がフィーチャーされ始めたころ、インスタグラムをはじめとするSNSではカイリーそっくりなメイク*2をした様々な人種の女性をあちこちで目にしました。アジア人も、白人も、黒人も、ラティーノも、アラブ系もです。みんな驚くほどの完成度で舌を巻きました*3。カイリーは美しいですが、あらゆる女性が同じようなメイクをすればカイリーになれる!と親近感を感じたことは後のビジネス展開の成功につながった理由のひとつだと思います。

 

またこれはカイリーだけではなく姉妹全員に共通しますが、過剰ともいえるほど女性性を強調したルックスはドラァグクイーンに通ずる何かを感じさせます。強烈に女性美を見せながら、そこには男性性も存在しているのです。今は男性でもメイクをする時代ですし、ジェンダーニュートラルという考え方が広まっています。意図しているかは分かりませんが、カイリーはここでも誰も排除しない、Inclusiveという印象を与えていると思います。

 

思ったことについてざっくりと綴ってみましたが、やっぱりカイリーがビジネス帝国を築き上げ、時代の寵児となったのは、本人の全方面に向けた強いアピール力とブランド力なのでしょうか。興味深い存在なので、これからも注視&リサーチを続けていきたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

みなさんの1日が明るく美しいものとなりますように!

 

 

 

*1:2015年に肌色を暗くしたように見える自身の写真をインスタグラムに投稿し、黒人以外が黒人の振りをするために肌を黒塗りする「ブラックフェイス」ではないかとして炎上した件。個人的な印象ではメタリックでフューチャリスティックなイメージで、ブラックフェイスに該当するとは感じませんでした。もちろん様々な見方があります。

https://www.eonline.com/fr/news/643091/kylie-jenner-responds-to-blackface-accusations-shares-new-pic-of-herself-in-dark-makeup-see-it-here

*2:ジェルやペンシルなどを駆使して仕上げた一糸乱れぬパーフェクトな「インスタ眉毛」や、コントゥアーでこれでもかと強調した頬骨と輪郭、ふっくらリップを際立てるマットリップなど。私もアイテムを買いあさりました。

*3:みんな同じに見える、没個性的、などの声もよく聞きましたが、それは今回に限らずトレンドのひとつの側面だと思います。

今こそKylie Cosmeticsのリップについて語りたい(1)

 

みなさん大好きカイリー・ジェンナー。

 

22歳の若さフォーブスでは今年最も稼いでいるセレブ第2位に堂々ランクインし、総資産10億ドル(約1,100億円)とも言われる彼女。

 

ふっくらセクシーな唇で印象づけた後に2015年にローンチしたKylie Cosmeticsのリップキットが大当たりしたことは記憶に新しいですよね。

 

私も有料のアプリをサブスクライブして販売情報をゲットし、海外在住だった当時の彼氏も動員してPCの前で販売開始を待ち構えていました。アメリカ時間基準(東海岸・西海岸など地域に合わせて毎回時間を変えていたような)だったので気合いの勝負です。

 

私はもともとカーダシアン・ジェンナー一家には特に興味がなかったのですが、彼女だけは応援していました。ふっくらセクシーな唇は注射によるものと公言している彼女ですが、15歳の時にキスした相手にこんなことを言われたと告白しています。

 

" 'It was like one of my first kisses and a guy was like, "I didn’t think you would be a good kisser because you have such small lips,"' she said, adding that she 'took that really hard.'"

"She continued, 'Just when a guy you like says that, I don’t know, it just really affected me - I just didn’t feel desirable or pretty.'"

 

(以上、Mail Onlineの記事より引用/https://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-4871684/Kylie-Jenner-reveals-motivation-bigger-lips.html

 

「初キスだったと思うんだけど、その男の子がこう言ったの。『君の唇はすごく小さいから、こんなにキスが上手いと思わなかった』って」

 

「好きな人にそんなことを言われてショックを受けたし、自分のことを魅力的ともきれいだとも思えなかった」

 

有名なエピソードかもしれないですが、書いていてつらい…。2世セレブで何不自由ない暮らしでも、こういう理不尽さやつらさは平等ですね。もし自分がその場に居合わせたら(どんな設定)気にしなくて大丈夫だよって抱きしめてあげたいです。

 

何を隠そう私も自分の唇には何とも言えない思いがあります。すごく薄いわけではないのですが、横幅が狭いおちょぼ口型。しかも青白いのでノーメイクだと唇の存在は皆無と言ってもいいです。子どもの頃はよく体調不良を疑われて苦笑いをしていました。

 

私の体感では、ここ十数年はふっくらリップの流行が続いているし、アメリカは比較的セクシー信仰が強いので、カイリーちゃんはさぞつらかったことでしょう。

 

もちろん唇が薄くてすばらしくセクシーな女性も大勢いるし、厚い唇のみが美の象徴とも思わないですが、社会的な美のスタンダードというのは厄介で、若い彼女が強い影響を受けたことは想像に難くないです。

 

でもふっくらリップで登場→注射告白→コンプレックス告白→ビジネス展開で大成功して巨万の富を築きあげるところが彼女の強さであり、心無い発言をした彼へのスマートなリベンジなのかなと思いました。

 

 敏腕ビジネスウーマン・カイリーたん

 

つらつらとカイリーのコスメに対する思いを語ってしまいましたが、長くなってしまったので、実際リップキットを手に入れてからの感想などを次回書けたらと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

みなさんの1日が明るく美しいものとなりますように!

 

 

 

【ごあいさつ&このブログについて】

好きなことで人生をバラ色に。

 

 

はじめまして!

ここでは主に韓国コスメをメインとした海外コスメや英語の記事など興味のあることについて細々と語っていきたいと思います。

 

 

そもそもブログを書いたことも、継続的に何かを書いたこともない私。

小学生の時はよく交換日記を止めていました。

 

 

このブログを始めようと思ったのは、コスメのことを四六時中考えている自分に気がついた時。

 

 

「大人になってから継続的に情熱を持ち続けられるものは非常に少ないのでは?」

 

 

また普段から買い物をする時に皆さんの愛と献身(!)としか言いようがないレビューを参考にさせていただいているので、自分もどなたかの参考になるものが書けたらという小さな望みもあります。

 

 

年齢&性別&社会的な区分にとらわれない自由なブログにできたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

*ブログタイトルの「Rose Tint My World」は映画「ロッキー・ホラー・ショー」の劇中歌「世界をバラ色に染めて」からの引用です。